Boston Scientific Logo

透析シャントのトラブルに対するインターベンション治療

腎機能が低下した慢性腎不全患者様にとってシャントは命綱と言われています。しかし、このシャントは様々なトラブルを起こすことが知られており、なかでもシャントの狭窄や閉塞は比較的多く起こります。インターベンション治療のバルーン拡張術(PTA)は、シャントの血流を確保・再開させる侵襲の少ない治療方法で、現在多くの透析患者様のシャント修復に用いられています。PTAはバルーンカテーテルを用いて、血管を内側から拡張することで血流を確保、再開させる治療方法です。また、このPTAは透析患者様や糖尿病患者様に比較的多い下肢末梢血管病変の治療にも広く取り入れられています。
透析シャントのトラブルに対するインターベンション治療

人工透析患者様のシャント(バスキュラーアクセス)は、慢性腎不全のため人工透析療法が必要となった患者さんの血液を体外に取り出して機械で浄化した後、再度体内に血液を戻すことを目的とした血管です。通常シャントは利き腕と反対側の手首付近で動脈と静脈を外科的に吻合して作成します(他に人工血管やカテーテルを用いる場合もあります)。 透析患者様にとって命綱と同様に大切なこのシャントは日々の透析時や血流などのストレスによって、狭窄・閉塞しやすい状態にあります。このようなトラブルに対してインターベンション治療(PTA)が行われます。PTAは狭窄・閉塞してしまったシャントを修復し、血液の流れを確保・再開させる低侵襲な治療方法です。このPTAが多くの透析患者様のシャント修復に用いられるようになり、ひとつのシャントを長く温存することが可能となりました。 また、このPTAは透析患者様や糖尿病患者様に比較的多い下肢末梢血管病変の治療にも広く取り入れられています。

PTAは先端に小さく折りたたまれたバルーンを装着したカテーテルを用いて、血管を内側から拡張する方法で長期間の入院も不要です。
通常、PTAでは血管を穿刺した後にガイドワイヤーを血管内に挿入して病変部(狭窄・閉塞)を通過させます。次いでバルーンカテーテルをガイドワイヤーに沿わせて病変まで進め、拡張します。十分に血管が拡張されたことを確認してバルーンを収縮、体外に抜去します。病変部が拡張されると血流が改善し、透析を再開させることが可能となります。