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警告: ペースメーカに関する重要事項

ペースメーカ(ペースメーカー)には、多くの電気機器等から発生しうる干渉からペースメーカを保護するための機能が組み込まれていますが、日常生活において使用する電気機器の多くはペースメーカに影響を与えることはありません。しかし、ペースメーカは強い電磁波に敏感なため、特定の電界や磁界の影響を受ける可能性があります(電磁干渉:EMI)。

注記: 文中では、総務省、日本医用機器工業会、厚生労働省からのペースメーカ、ICDに関する情報に準拠しています。詳しくは、注釈と参考文献をご参照ください。

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家電製品や電気機器の操作

以下のガイドラインを参考にして、一般的な家電製品や電気機器を安全に使用してください。

通常の使用では安全なもの:

  • 電波式でないリモコン(テレビ、車庫の自動扉、ステレオ、カメラ・ビデオの付属品)
  • オーブン(電気・ガス)
  • 可搬型室内ヒーター
  • 携帯情報端末(PDA)
    注記: 携帯電話として使用できるPDA については、ペースメーカから22cm以上離してください。携帯電話及びPHS端末の項をご参照ください。
  • 空気清浄機
  • CD/DVDプレーヤー
  • ジャグジーバス・水流風呂
    注記: ジャクジーバスはペースメーカに悪影響を及ぼすことはありませんが、健康状態によっては入浴を禁止される場合がありますので、ご使用前に担当医師にご相談ください。
  • ストーブ(電気・ガス)
  • 洗濯機・衣類乾燥機
  • パソコン
  • ビデオ
  • フードプロセッサー
  • ファックス機
  • コピー機
  • ヘアドライヤー
  • 補聴器
  • ポケットベル
  • 緊急通報用装置
  • テレビ
  • テレビゲーム
  • ラジオ電波塔(立ち入り禁止区域外であれば安全)
  • 電気マット
  • 電気コタツ
  • 電気カーペット
  • 電気敷布
  • 電気掃除機
  • 電動タイプライタ
  • 電子レンジ
  • 電気毛布
  • 電動缶切り
  • 電気カミソリ
  • 電動歯ブラシ
  • トースター
  • 日焼け機器
  • ホットプレート
  • ラジオ
  • レーザータグ(射撃ゲーム)
  • ワープロ

警告と注意

次のような家電製品や電気機器等をご使用の際は、ペースメーカへの影響を避けるため、ペースメーカから一定の距離を保つようにしてください。

ペースメーカの植込み箇所に密着させてはならないもの:
  • コードレス電話機(家庭用)
  • 可搬型マッサージ機
ペースメーカから22cm以上離すもの:※3
ペースメーカから30cm以上離すもの:※1
  • ビンゴゲーム用マグネティックワンド
  • 電池式コードレス電動工具
  • チェーンソー
  • 電気ドリル
  • 草刈り機
  • リーフブロワー(落ち葉掃除機)
  • アンテナ付きリモコン
  • 電動工具(ドリル、テーブルソー等)
  • スロットマシン
  • 噴射式除雪機
  • ステレオスピーカー
ペースメーカから60cm以上離すもの:※1
  • アーク溶接機
  • CB無線および警察無線アンテナ
  • 作動中のモーターや交流発電機(特に車両に搭載されているものに注意)
    注記: エンジンがかかっている車の作動中のモーターや交流発電機に寄りかからないよう注意してください。交流発電機は強い磁場を発生させるため、ペースメーカに影響を与える場合があります。ただし、車の運転や乗車の際はこれらの機器から十分に離れているため危険はありません。
使用してはいけないもの、近づいてはいけないもの:
  • 体脂肪計(可搬型)
  • 削岩機
  • 身体に通電したり、強い電磁波を発生する機器(肩コリ治療器等の低周波治療器、電気風呂、医療用電気治療器機等、高周波治療器、筋力増強用の電気機器(EMS)、体脂肪計等)
  • スタンガン
  • 漏電している電気機器※2
  • 誘導型溶鉱炉、各種溶接機、発電施設、レーダー基地、強い電波又は磁界を発生する機器※2
  • 全自動麻雀卓※2
  • 小型無線機、パーソナル無線機、及びトランシーバー※2

特定の機器、工具、作業による電磁障害の程度について不明な点がある場合は、担当医師に相談してください。

電子商品監視(EAS)機器、RFID(電子タグ)機器※3

電子商品監視(EAS)機器とは、感知ラベルのタグを貼付けた商品がレジカウンターで精算されずにこの機器のセンサを通過したときに警報音を発することにより、商品の不正持ち出しを防止する機器のことです。
RFIDとは、電子回路を内蔵したタグとリーダーライタとの間で非接触で通信を行い、タグとデータを読み書きすることが可能な機器であり、物流、在庫管理、商品の精算など、様々な分野で利用されています。
これらのシステムは店舗や図書館等の公共施設の出入り口にも設置されている場合があるので、以下の注意に従ってください。

  • EAS 機器及びゲートタイプRFID 機器が設置されている場所では、立ち止まらないで中央付近を速やかに通り過ぎてください。
  • EAS 機器及びゲートタイプRFID 機器に寄りかかったり、付近に留まらないようにしてください。
  • ハンディタイプ、据置きタイプ及びモジュールタイプのRFID 機器のアンテナ部はペースメーカから22cm以上離してください。
  • 据置きタイプ(高出力型950MHz 帯パッシブタグシステム)のRFID 機器が設置されている場所及びRFID ステッカが貼付されている場所の半径1m 以内には近づかないでください。
  • ペースメーカに影響を及ぼしたと考えられる場合は、速やかにその場から離れてください。もし身体の異常(めまい、ふらつき、動悸等)が、回復しない場合は、担当医師に相談してください。

空港の金属探知機

ペースメーカは金属を含んでいるため、空港の金属探知機のアラームを鳴らすことがあるかもしれません。保安通路はペースメーカに影響を与えません。患者手帳等を提示し、係員にペースメーカを装着していることを伝えてください。

金属探知機の棒は一時的にペースメーカの動作に影響を与えるか、もしくは探知棒がある一定時間(約30秒)維持されると適切に作動しない場合があるかもしれません。可能であるならば、手持ち棒による検査ではなく、手による検査を希望してください。もし、探知棒による検査を受けなければならない場合は、植込み位置を避けてすばやく検査を実施するよう係員に伝えてください。

携帯電話及びPHS端末

携帯電話及びPHS端末は22cm以上ペースメーカから離してください。混雑した場所では、付近で携帯電話・PHS端末が使用されている可能性があるため、十分に注意を払ってください。※3携帯電話及びPHS端末は電磁障害(EMI)発生の原因となり、ペースメーカの作動に影響を与える場合があります。
影響を受けた場合でもそれは一時的なもので、携帯電話及びPHS端末から離れるとペースメーカは元の正常な作動に戻ります。電磁障害の危険性を減らすために、以下の注意に従ってください。

  • 携帯電話及びPHS端末は常に22cm以上ペースメーカから離して携帯してください。
  • 携帯電話及びPHS端末を使用する際には、ペースメーカの植込み位置と反対側の耳に当てて通話してください。
  • 携帯電話及びPHS端末を携帯する際は、胸ポケットに入れないでください。ベルトに留めて携帯する場合は、ペースメーカから22cm以上離れた箇所に留めてください。
  • 電話機の送信出力が3ワットを超える場合は、44cm以上ペースメーカから離してください(本タイプの電話機は本邦においては一般に流通していません。)

ワイヤレスカードシステム(非接触ICカード)※3

各種交通機関の出改札システムやオフィスなどの入退出管理システムで使用されているICカード等ICカードのリーダーライタ(読み取り機)から12cm以上離してください。

スマートキーシステム※4

キーを差し込む操作無しでドアロックの開閉やエンジン始動・停止ができるシステムを搭載している自動車等の場合、当該システムのアンテナ部から発信される電波が、ペースメーカの出力を一時的に抑制する場合があるので、以下の点に注意してください。

  • スマートキーシステムを搭載した車両に乗車する場合は、車両に搭載されたアンテナ部からペースメーカを22cm以上離してください。
  • ドアの開閉時には、アンテナ部から電波が一時的に発信されるので、必要以上にドアの開閉を行わないでください。
  • 駐車中においてもアンテナ部から定期的に電波が発信される車種があるので、車外においても車両に寄りかかったり、車内をのぞき込むまたは車両に密着するような動作は避けてください。
  • 他者が所有する自動車に乗車する場合は、スマートキーシステムを搭載した車種かどうか確認してください。

IH 調理器、IH炊飯器※5

強力な電磁波を出す可能性のある電磁気家電製品を使用する場合は、そのそばに必要以上長く立ち留まったり、植込まれたペースメーカが近づくような体位を取らないようにしてください。

歯科及び医療処置

医療を受ける場合は、ペースメーカを植込んでいることを医師に伝えてください。処置に使用する機器によってはペースメーカに影響を与えることがあります。避けた方がよい医療処置には以下のようなものがあります。

  • MRI
  • ジアテルミー
  • 電気メス
  • 放射線照射治療
  • 経皮的電気刺激装置(TENS)
  • 通電を伴う針治療※2
  • 高周波/低周波治療又は健康器具※2
  • 結石破砕装置※2

以下の機器はペースメーカの作動や治療に影響を与えるかもしれません。検査を受ける際には医師に相談してください。

  • CTスキャン※6(X 線を用いた診断装置)
  • 除細動装置※2

多くの医療及び歯科処置がペースメーカに影響を与えることはほとんどありません。これには以下のような例があります。

  • 歯科用ドリル及び洗浄機
  • X線撮影装置
  • 超音波処置
  • マンモグラム
    注記: マンモグラムそれ自体がペースメーカに障害を起こすことはありません。ただし、マンモグラム装置で強く押し付けられるとペースメーカシステムが損傷する恐れがあります。ペースメーカを植込んでいることを医師又は技師に必ず伝えてください。
  • ECG/EKG装置(心電計)

外科手術を受ける必要がある場合には、ペースメーカを植込んでいることを歯科医や医師に伝えてください。歯科医や医師から担当医師に連絡し、治療方法の相談をしていただけます。
特定の電気製品や工具、医療処置、機器に関して不明な点がある場合は、担当医師にご相談ください。

参考文献

※1  米国およびヨーロッパにて弊社が実施した研究および試験結果に基づく

※2  ペースメーカ協議会:添付文書業界案。平成17 年(2005 年)。

※3  総務省:各種電波利用機器の電波が植込み型医用機器へ及ぼす影響を防止するための指針。平成19 年(2007 年)4 月。

※4  厚生労働省医薬食品局:いわゆるスマートキーシステムと植込み型心臓ペースメーカ等の相互作用に係わる「使用上の注意」の改訂指示について。平成18 年(2006 年)3 月薬食安発第0331004。

※5  厚生労働省医薬局:IH 式電気炊飯器等による植込み型心臓ペースメーカ、植込み型除細動器及び脳・脊髄電気刺激装置(ペースメーカ等)への影響について。平成15 年(2003 年)1 月、医薬品・医療用具等安全性情報185 号。

※6  厚生労働省医薬食品局:X 線CT 装置等が植込み型心臓ペースメーカ等へ及ぼす影響について。平成18 年(2006 年)1 月、医薬品・医療機器等安全性情報221 号。

※  ペースメーカとは、正式には『植込み型心臓ペースメーカ』といいます。
また用語も「ペースメーカー」あるいは「ペースメーカ」と呼ばれていますが、本ウェブサイトでは『ペースメーカ』で統一しております。

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