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CRT-D システムの植込み

CRT-Dシステムは手術によって植込まれます。手術では麻酔が使われるので、大きな痛みを伴いません。手術の際、通常は鎖骨の近くを小さく切開して2本のリードを静脈に挿入します。そしてこれらのリードを静脈を通して心臓に挿入し、リードの先端部を心臓の内壁に当てて留置します。3本目のリードは冠状静脈に挿入し、左側の心臓静脈に留置します(図7)。

場合によっては、3本目のリードを静脈に挿入する代わりに胸部の脇を切開し、切開部から挿入しなければならないことがあります。この手技を開胸術と言います。このような胸部手術が必要かどうかは担当医師から説明があります。

リードの留置後、テストを行い心臓の信号が的確に記録されることを確認します。このテストの後に、CRT-Dにリードを接続して所定の位置に留置します(通常、鎖骨より下の皮下)。
そして、担当医師はCRT-Dシステムをテストします。このテストでは、心臓に不整脈を発生させ、CRT-Dが不整脈を検出してプログラムされた治療を行うことを確認します。

植込みに伴うリスク

他の外科的手術と同様に、CRT-Dシステムの植込みに伴うリスクについて理解しておくことが大切です。植込み手術に伴い危惧されるリスクには、感染、組織の損傷、出血、腎不全などがあります。また、リードによる心臓や静脈の穿孔の可能性もあります。
システムの植込み後に起こり得るリスクには以下のものがあります(ただし、これらに限定されるものではありません)。

  • 心臓内でリードがずれることがあります。
  • リードの電極やペーシングパルスが心臓組織や神経を含めた、周辺組織への炎症や悪影響の原因となることがあります。
  • 電磁障害が原因でCRT-Dが電気ショックやペーシングを行えないことがあります(「警告:CRT-Dに関する重要事項」を参照)。
  • 必要のない時にショック治療が行われることがあります(不適切なショック)。

システムの植込みに伴うリスクと利点について担当医師とよく話し合うことが大切です。

ここで提供される情報はすべて皆様への情報提供を意図しており、医学的なアドバイスや診断に使用されるべきものではありません。
もし健康状態に関して何らかの不安があれば、医師にご相談ください。