首の血管(頚動脈)が動脈硬化を起こし、血管が細くなる「頚動脈狭窄症」。この 狭窄病変に対する治療法には、直接血管を切開し、狭くなった動脈硬化部位等を 取り除く外科的治療と、血管の内側から病変部を拡張し治療する血管内治療が あります。私達はこの血管内治療に用いられる血管拡張用のバルーン付きカ テーテルや拡張を保持するためのステントと、その留置の際に併用する血栓等 を捕捉、除去するためのフィルターワイヤーを取り揃えています。
血液中の老廃物をろ過し、血圧の調整等を行う腎臓。その腎臓に血液を送るのが腎動脈です。腎動脈が狭くなると虚血性腎症や腎血管性高血圧等を引き起こし、心疾患、脳卒中のリスクが高まります。腎動脈の血流を改善するための経皮的血管形成術(PTA)用バルーンカテーテルやステントを用いた治療が注目を集めています。特にボストン・サイエンティフィックの腎動脈ステントは、2008年末にアメリカ食品医薬品局(FDA)承認を取得しており、現在国内で唯一FDA承認を取得しているステントです。
血管内を経由して腫瘍を治療する「動注化学療法」や、動脈瘤や動静脈奇形・動静脈瘻等を治療する「動脈塞栓術」の際に使用されるマイクロカテーテル、ガイドワイヤー、塞栓用プラチナコイル等の製品を提供しています。
血液透析では、体外の透析装置で血液中の老廃物を除去するために、血液を体外へ循環させます。透析しやすくするため、内シャントと呼ばれる動脈と静脈をつなげた血液のルートを作製します。長期間透析を続けると内シャントに血栓ができたり、血管が狭くなり閉塞してしまう場合があります。その際、PTAバルーンカテーテルを用いて血管を広げ、血流を確保します。
足の動脈がつまったり狭くなったりすると“歩くと足が痛くなり、少し休むと治る”という症状(間歇性跛行)になることがあります。また、症状が進行すると重症下肢虚血となり、最悪の場合には下肢切断に至ることもあります。こういった下肢末梢動脈への治療では、PTAバルーンカテーテルや腸骨動脈用ステント、血管内腔から動脈硬化の程度を検査する血管内超音波(IVUS)カテーテル等を用いる治療が有効であるとされています。X線透視下で血管内にカテーテルを挿入して病変部を治療する基礎を築いたのが、ボストン・サイエンティフィックの製品群であると自負しています。